トマトの丘

公開日:2023.04.05

 

ブルアカの近況について3項だけ。

 

総力戦難易度の段刻み

ビナーTORMENTで極端に難易度が上昇したことについて。

 

~ 総力戦INSANE登場直後 ~

ユーザー「INSANE強いね〜」

 

~ 半年後 ~

ユーザー「INSANE弱すぎだろ笑」

 

~ 1年後 INSANE登場直後 ~

ユーザー「TORMENT強すぎでしょ…アローナさぁ…」

 

数値はクリア人数

 

クソザコINSANEと🍅の落差。

 

中間管理録 トネガワ 第16話「昼時」

 

INSANEは弱いが🍅は強すぎる。これが理由で多少荒れて(?)ましたね。タイムスコアのせいもありますけど。

 

しかしこの極端な段刻み問題、一概にアローナのやらかしとは言えないと思います。*1

 

というのは、最高難易度はこの数値のままで一年持たせなければならないからです。そして多くの人はメタ視点でそれくらい理解しています。大人の事情というかアローナ側はそうせざるを得ない。

 

リリースされた直後からゴロゴロと最難関クリア者が出るようでは、インフレが進む半年後以降はクリアを当然とした上で数万人を巻き込むTA環境になり、それはそれでゲーム性に疑問が残ります。個人的に1凸TAは「総力戦」でもなんでもないですし、面白いとは思いません。もちろん多凸すぎるのも苦痛ですが。

 

アローナの最高難易度調整はあくまでも、「上澄みのヘヴィーユーザーのみがリリース直後にクリア可能」なものを想定していると思われます。「ビナーはテストプレイ不足だ」と一部から批判されていましたが、私はそうは思いません。1年持たせるにはあれくらいしても良いはずです。なんなら初回はクリア者が出なくても。

 

この様式自体は他社産ゲーム同様、開催毎に都度調整することで解決は可能です。しかし難易度ごとにパラメータを固定してきたブルアカが今さら路線変更できるはずはありません。ですので「簡単すぎだろw」と「難しすぎだろ…」は今後も半年スパンで発生するブルアカ風物詩として楽しめるでしょう。おそらく今年末ごろには「🍅ザコすぎ笑 トマト収穫祭🤣」みたいなノリになっていると思います。そしてまた次の難易度にボコられると。

 

絆システムとマネタイズ

先日のプレ先との戦闘に限り、特別仕様で絆ランクのインセンティブが盛り込まれました。

 

今回の「連合作戦」では各生徒さん毎に、絆ランクに比例した数値分「攻撃力」「体力」「治癒力」が増加します。バフ効果は、絆ランク1につき、「攻撃力」「体力」「治癒力」を2%上昇します。(※最大で+200%まで上昇)

 

 

 

結果的にこのバトルは持ち検すぎるあまり多様性のある推し活は実現されず、絆については露悪的に言えば茶番と呼べるものであり、各所で「特定の編成使わないと無理じゃん💢」プチ炎上してはいましたが、いずれにしてもアローナが絆ランクシステムをコンテンツに盛り込もうとしている意図の端くれが見えた気がしました。

 

この自論を補強するかのように、2周年では新たに絆ランクランキングを発表してユーザーの絆ランク意識をインスパイアしつつ、それと同時にソーシャル性の活発化を図っていたように見受けられます。

 

 

とりわけ最近のソシャゲがコミュニケーションツールとしての側面を強く持つ以上、SNSの盛況は死活問題であり、かねてよりアローナは他社よりもその点を強く意識しているように思います。とりわけブルアカはパブリッシャー側からミームに乗ってくるほどであり、実際それは功を奏しているように思います。

 

またその他、愛用品の強化関係や直近の総力戦で絆ランクの有効性がたびたび示されている点、総力戦Pt報酬に贈り物ボックスを追加し|大槻班長《差し入れ》している点からも、アローナが絆ランクシステムをそれとなくプッシュしたがっているのが陰謀論的ながら見て取れます。

 

アローナがそうする理由のひとつはこれ。

 

 

絆ランクでパラメータを上げ、SNSで愛を証明。推しへの投資による格付けはホス狂界隈でもオタ活界隈でも広く見られる行為です。「あいつを一番愛してやまないのは 俺/あたし だ」と。

 

先生が絆課金をすればアローナは「🥕ありがとぺこ~」で嬉しいし、先生も絆の力でハッピーわっぴーです。ぜひとも贈り物パッケージを購入しましょう。ちなみに製造パッケージで贈り物を製造しても同質の消費行為が可能です。

 

ハードウェア格差

これについてはクロスプレイ可能なあらゆるゲームに付随する問題(?)です。もちろんブルアカにもあります。

 

具体的に言うと総力戦の特定の状況下ではエミュレータ使用者が圧倒的に有利になっていて、例えばアコヒマの後乗せをはじめとする猶予sの少ないスキルの連続使用、またキーマッピングによる位置の固定化で大幅有利に立ち回れます。実際、総力戦上位の大半はエミュレータ使用者です。もちろん規約違反ではありません。それどころかブルアカ特装版のエミュもあります。

 

その他単純にPCやタブレットでやった方が画面が大きく、操作性でも勝ります。

 

私が過去遊んでいたゲームの話ですが、PC版があまりにも有利なせいでスマホユーザーの不満が数年間にわたって運営へ寄せられた結果、根本のシステムが変更となり格差是正が図られた例があります。マクロで1f入力差し込みとかやってましたから。

 

もちろんブルアカがそうなるとは言っていません。が、可能性のひとつとしてはあるでしょう。例えばもし今後、さらに総力戦の競技性が高まるなどした場合、スマホユーザーから「PCのあいつらズルだ」と不満が噴出する可能性は否めず、もしそうなればアローナは対応を迫られるでしょう。

 

とは言え現状の総力戦は報酬格差が小さく、そこまで真剣というかガチに遊んでいる人は最上位だけのものですし、当の最上位は既に大半がエミュレータ使用者であることから、こうしたハードウェア格差が顕在化からの問題視される見込みは微粒子レベルかなと。きっと杞憂に終わるでしょう。

 

*1:構造的問題と言えばそうなのかもしれないが