情報はつまんで帰られる

マックのブロンド女子高生が「楽して対抗戦の強い編成を拾って帰りたいなんて甘えている」などとインスタライブで説教かましてましたけど、実際のニーズはそっちが大半です。

 

例えば総力戦だって、YouTubeで動画見てる人はさっさとチナトロ取るために司祭Zらへんの動画見て完コピしてチナトロ圏入れてはいおわり。ものの1時間でチナトロ。すべてはタイパですよタイパ。需要があるのはタイパの高い動画。数分で解答が知れる動画。自分で試行錯誤せずとも最初から答えが載ってるページ。

 

だからリスナーや読者に向かって「自分で断片情報拾い集めて研鑽しろ。甘えんな」と説教したところで顰蹙を買うに決まっていますし、実際その人は顰蹙を買いました。自分の視聴者のニーズを理解していなかったからです。YouTubeで検索欄にワードを打ち込む人がなぜそれを打ち込んだか理解していますか。過去あなたのチャンネル登録ボタンを押した人たちがなぜそれを押したか理解していますか。

 

YouTubeやブログで出した情報には、まず真っ先に "確度の高い情報を手っ取り早く求める人たち" が集まってきます。確度はともかく、このブログでさえ例に漏れません。何ならもう最初から対抗戦カテゴリのアーカイブページをブックマークして対抗戦記事以外一切読まない読者さんもいますし*1、私が吹聴したハナコ防衛が実際に強かったからかこのブログを情報源の1つにしようとしてる人もいます。このブログは便利だと思われてる。対抗戦肉〇器ブログです。

 

でも別にそれを批判したところでナンセンスなんすよサスケェ!! 自分が公開した情報をどう活用しようが視聴者の勝手ですし、利用されたくないならそれ相応の匂わせや情報の断片化、あるいは囲った柵の中に秘匿すればいいだけ。対抗戦情報提供者然としておきながら「自分で勉強しろ」は自分の立場に対する理解があまりにも不足してる。むしろ自分の購読者は(事実はどうあれ)テイカーやフリーライダーと心得えた方が心穏やかに過ごせる。

 

そのセグメントを相手にする以上、ギバーとして全うできるメンタリティがなければ務めは果たせない。収益化を忌避するならなおのこと。

 

楽して情報を得たい層を毛嫌いするような人が、メジャーなプラットフォームで特定のコンテンツ情報を主軸に活動するのがそもそものミステイクです。だってそんなことしたら「この人は〇〇の情報をタダでくれる」と思った人たちに取り囲まれるのだから。

 

そういう意味では、いつ頃からか生放送メインに移行した某対抗戦情報提供者なんかは、端的に言えば「内向きになった」と言えるでしょう。結論を有耶無耶にした、あるいは結論もコンセプトも持たせない数時間の生放送からエッセンスを抽出するのはリスナー視点で極めて効率が悪い。だからタイパ重視の人が排除され、身内や純粋なファンしか来ない。彼の望みはまさにそれだったのかもしれませんが。*2

 

*1:最近対抗戦記事わざと出さないから来なくなった

*2:とは言えアーカイブから飛ばし飛ばし拾うことは可能だが